どうもこんにちは。にしじぃです。
今日は30代男性で職業は製造業をされています。
優しさすぎる

就職先には必ず優しい人は何人かいるはです。今の勤めている会社でも優し過ぎるほど仕事を教えてくれる先輩が何人かいます。その何人かの内の一人は、特別な存在です。
私が、御世話になっている先輩は勤め始めた時から仕事の事は勿論のことプライベートでも仲が良い先輩の一人です。
夏などは、先輩の家族と一緒にバーベキューをして楽しんだり、冬は私が趣味のスノーボードにも付き合ってくれ本当に良い先輩です。
会社では、先輩と私で導入した最新のシステム機械での出来事が忘れられないでいます。
待ちに待った時

会社での先輩との出来事です。会社は最新のシステムを導入する為に工場を広くリフォームして天井や電気の配線など全て工事しました。
その期間は、長かったのですが工事をしたおかげで会社の中はかなり広くなり見栄えも良くなりました。
私は、その間に導入するシステムの勉強をして準備しました。
それは、このシステム機械を私が、少し扱ったことが有り経験した事が有ったので、いつも優しくしてくれる先輩の力になれる事だと思ったからです。なので、上司の了解を得て、また私から先輩に力になる事を告げると先輩は寛大に了承してくれました。
私は、いつもの恩返しになると思い昔の記憶を必死で思い出しながら勉強しました。これが出来たのは、先輩がいつも優しくしてくれたからでもありました。
先輩は、このシステム機械を扱った経験が無いので 私は、先輩の力になる時が来たと思い期待して待っていました。
そうして、会社に最新システムが組み込まれた機械が導入される日が来ました。
先輩の余裕

会社に最新のシステムが組み込まれた機械が導入されるのは、数日に及び行われました。
私と先輩は、このシステム機械がどれだけこの後、会社に役に立つのか機械の取説をお互いに見て今後の事を話し合っていました。
そうして、上司から言われたのがまず経験者の私がある程度まで使える様になってから先輩に説明する方向で話がまとまりました。
最新システムの機械の取り付けが終わると 私は、残業して機械の仕組みを覚えて、その都度メモを残し、どうしても解らなければサポートに電話して教えてもらいました。
そうして身に着くまでに1ヶ月も経ってしまい先輩に説明するまで随分と時間が経ってしまいました。
やっと、先輩に説明できるようになり私は、先輩に報告しました。先輩は、時間が経っても私が教える事を紳士的な態度で素直に聞いてくれ助かりました。
しかし、私は先輩に対して少し気になった点がありました。それは全くメモを取らない事と同じ事を何回も聞くことでした。
始めは良かったのですが、私の方も必死で覚えた事を思いだし忘れられては困る重要な事ばかりなので先輩にメモをとるようにアドバイスしてみたのです。
そうすると先輩の態度は一転しました。
信頼してしてたのに

アドバイスで勧めたメモ取りは、先輩には気に入らないようで「俺は、一回聞けばもう覚えている!」と結構な口調で言い返されてしまいました。
しょうがないと思い、それから私はメモの事は口に出さない様にしました。
私がその時、先輩に教えたのは機械の電源の立ち上げ、絶対にやってはダメなこと、ボタンを押すと一通りの動きをする事、機械の終了のしかただけです。
先輩はじっと聞いていたので私も理解してくれたと思い、私が立ち会って先輩に機械を動かしてもらう事にしました。
先輩には申し訳なかったのですが、私がしっかりチェックしながら進めてもらいました。その位、繊細なシステム機械だったのです。
無事に最後まで作業が終わり私は、さすがは先輩と感心しました。口にだした言葉は、嘘ではないと思いました。
そうして、数日が過ぎその機械を使いたいと先輩が上司に頼みこみました。その結果先輩は機械を使う様になり私は、元の仕事に戻ったのです。
これで私は、先輩に恩返しが出来たと思っていたのに、残念な連絡が入りました。
それは、導入したばかりの機械を先輩がオシャカにしてしまったからです。
私が急いで現場に行くとオシャカにした本人は、上司に私の説明不足だと言っていました。そうして、一人で怒っています。
私は、上司に呼ばれ一通り説明した事を告げました。先輩はというと、上司にその時の説明したメモがあるか訪ねられていました。
先輩は、私をチラッと見て上司にメモを取っていない事を告げていました。
それと同時に、メモを取らなくても私が作ってくるから心配ないと告げていたのです。
私は、今までの先輩に対しての信頼が無くなってしまいました。
その為、その時ばかりは先輩をたてる行動が出来ず上司の前で本当の事を喋りました。しかし、先輩は折れずに
「説明だけされても解らない!」
と噛みついてきたのです。
なので私は、
「説明した様に進めてくれれば…」
と言いかけた時に上司の一言でその場に終止符が降りました。先輩に対して、
「君はいつもそうだね!全部後輩のせいにして元の現場に戻って」
「このシステム機械は彼にやってもらうから」
の言葉で先輩は終わりました。それから、しばらく経ち先輩も猛勉強して私と同じシステム機械に携わっています。
その時は、険悪な中でも時間が経てば仲が良くなるもので、今では飲みにまた行っている中になっています。
私は、会社の先輩として受け止め付き合って行こうと思っています。
先輩はずっと先輩です。
にしじぃより
先輩としてのプライドなのか!?それとも、元々そういう人だったのかは分かりませんが、なるべくしてなったという事ですね。
過去のうまくいった経験をいつまでも自分の宝として自慢し続ける年配者が多いと言われています。仕方ありませんよね。会社に入ってろくに勉強もせず、会社に求められたことだけやってきた人には自慢できるのはそれしかないんですから・・・合掌・・・
以上、おわり!
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