どうもこんにちは。にしじぃです。
働き方改革の一環で話題になっている同一労働同一賃金ですが、そもそもこれって実現できるのでしょうか?非常に疑問です。
そもそも「同一労働同一賃金」って?

そもそも、この同一労働同一賃金とは何でしょうか?
同一労働同一賃金(どういつろうどうどういつちんぎん、英:equal pay for equal work)とは、同一の仕事(職種)に従事する労働者は皆、同一水準の賃金が支払われるべきだという概念。性別、雇用形態(フルタイム、パートタイム、派遣社員など)、人種、宗教、国籍などに関係なく、労働の種類と量に基づいて賃金を支払う賃金政策のこと。 Wikipediaより引用
ということです。
ハッキリ言って現在の雇用形態、働き方のままでは、この同一労働同一賃金の実現は不可能だと思います。
だって、現在の賃金格差がどのくらいあるか皆さん知っていますか?
「正規雇用(正社員)を100として非正規雇用(パートや契約社員)は56.8(2013年)」
ですよ。これを合わせるとすれば下記の2通りしかありませんよね?(ちょっと極端ですが)
- 非正規雇用の賃金を正規雇用に合わせる
- 正規雇用の賃金を非正規雇用に合わせる
もちろん、間をとって・・・という事もありますが、いずれにせよ抜本的な賃金改革を企業内で実施しない限りは痛みを伴う事は必至です。
現在政府がこれを実施するように企業に求めていますが、実施できると思いますか?無理ですよ。三流経営者にそれを実施する能力はありません。
挙句の果てには、政府はこれ以上深く介入することもしないでしょう。いつもの絵に描いた餅で終わると私は予想します。
なぜできない?

はい。いつもの政治家嫌いのムシが出てきました(笑)
政府は深くまで切り込めないと思います。だって企業献金など、労働団体とかから甘い密吸わせてもらってるのに、そんなとこを苦しめることを今の政治家に出来るでしょうか?出来ませんよね。
そんな根性のある政治家は今の政界にはいません。言うだけ言って、企業の顔色が悪くなったらいつものように逃げ口を作り、やったていにして終わるでしょう。
そもそも、企業の在り方(賃金も含めて)を政治家が介入する事自体がナンセンスだと思いませんか?
そりゃあ非正規雇用で働いている方にしてみれば、今の不公平感が嫌で嫌で仕方ないと思いますが、それを交渉していますか?ただの泣き寝入りしていませんか?
あと、他に職探ししていますか?少しでも高い賃金をもらえるようなスキルを身に付ける努力をしていますか?そういう努力をしていないで賃金だけ上げてもらおうと考えるのはどうかと思います。
正規雇用の方もそうです。もう終身雇用の時代は終わったと言われているのに、自分の価値を上げる努力をしている人はすごく少ないように思います。自分の労働力という価値(時間だけではありません)を上げないと近い将来、簡単に会社から解雇される時代が来ますよ?
じゃあどうしようか?

ちょっと極端かもしれませんが、やはり労働力の流動性を高める方が良いと思います。今は企業側は簡単に社員を解雇することができません。働かなくなった(私みたいな!?)社員がいても配置転換などを実施しています。それは解雇しにくいからこその対応であると思います。
とにかく企業が成長(利益拡大)するには、この年功序列式の雇用形態を破壊すべきだと思います。会社に貢献できない無能な社員は自己努力をすべきです。それは正規、非正規関係なくです。
これを進めると企業側はコストが下がると考えるかもしれませんが、そうはいきません。仮にプロジェクト単位で雇用を確保するようになると、安い給料では優秀な人材は雇えないようになります。能力が高い人はいろんな企業からリクルートされるので高い給料を支払う必要があります。
現在の社会には時間給という概念が強すぎます。これだけの時間働いたからこれぐらい賃金をもらう。とにかくこういう考え方を変えないと日本経済は成長しません。
最後に

今回は、ちょっと極端すぎるかもしれないな・・・そう思いながら書いてみました。私も正社員で働いていますが、
「自分は会社と正当な価値交換できているだろうか?」
常にこのような危機感を持ちながら働いているつもりです(最近は諦め感が若干・・・)
サラリーマンではありますが、会社を成長させるのも衰退させるのも自分次第なんですよ、皆さん!経営層や構成員層といろいろ分かれてはいますが、全員が自分の事のように会社の事を考えながら働けば強い会社になるのです。
勘違いしてはいけません!自分だけサボっても良いだろうと考えて衰退していった会社は数えきれないほどあります!
そうならないためには企業側(経営層)と構成員側(従業員層)でもっともっと本気で議論をするべきだと思います。正直、経営層にモノ言える構成員はすごく少ないです。しかし、数で勝る構成員です。束になっていけば経営層に訴えることはできます。
諦めずに頑張りましょう!
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